【その34】親孝行って何？って考える

「親孝行って何？」って考える
でもそれを考えようとする事がもう
親孝行なのかもしれない

今月25日は、おかんの誕生日や。
そして、死んだ弟の誕生日や。

誰かがこんなロマンチックな事を言うた。
「弟さんは、お母さんの誕生日プレゼントとして生まれてきたみたいやね！」って。

まあ、おとんが生きとる間は気が向いた時くらいしか正直、おかんの誕生日なんか
祝ったことなかった。
離れて暮らしとるし、おとんが勝手に祝っとるやろ、みたいな。

せやけど、せやけど。
おとん、死んでしもた。
おかんの誕生日、わしが祝ったらなあかん。
プレゼントは、まぁどっちでもええけど。

ちゃんと小さくてもいいからケーキ買うて
ローソク立てて、電気消して、
ハッピバースデートゥーユー！って歌って
フーーーーーッッ！！てロウソク吹いて。

せなあかん。

障害者になってしもて
無職になってしもて
親孝行・・・
何ができるんやろう。

ずっとずっと前にな。
確か、わしが高校生くらいのとき。
「親孝行、どんなんしてほしい？」
みたいなこと聞いてん。

そしたらな。
「親不孝せんといてほしい。それが、親孝行！！」
って言われたわ。（笑）
期待されてねぇな～！！わははは！！

なんか無職になって、障害者になってさ。
仕方ないけど親不孝な気がせんでもないけど。

おかんの誕生日、祝おう。
弟の分まで、親孝行らしきこと、
できたらしよう。

な。（笑）